在宅介護 やさしい手

事例

退院時のご利用事例

A様(70歳) 女性/要介護度4/長男夫婦と同居
~胃ろうによる栄養摂取が必要となった事例~

経緯

誤嚥性肺炎・脱水により入院し、胃ろうを造設。3か月間の入院生活を経て、状態が安定した為、病院より退院するよう話があった。ご家族はご自宅での対応に不安を感じ、退院後についてソーシャルワーカーに相談した所、看護小規模多機能型居宅介護サービスを勧められた。

ご家族・ご本人の希望

ご本人の希望:施設への入所はしたくない。家で家族と過ごしたいが迷惑はかけたくない。
ご家族の希望:本人も在宅で過ごすことを希望しているので、家で面倒を見たいと思ってはいるが
                胃ろう処置に不安がある。

提案内容

・ご家族での胃ろう処置が難しい為、週5回「通い」と「通い」後の「泊まり」を利用
・「通い」を利用しない土日は訪問介護、訪問看護を利用し胃ろうの処置を実施

退院直後のサービスプラン

ご利用前は慣れない環境で4日間泊まることに戸惑っていたが、顔なじみのスタッフ、看護師が日々対応し、日中の「通い」にて他ご利用者との関わりができたことで、安心して楽しみながら必要なサービスを受けることができた。また土日にはご自宅でご家族との時間を作る為、看護師が胃ろうの処置で訪問し、ご家族に処置方法を指導した為、Aさんもご家族も安心して在宅での生活を過ごすことができた。

サービス使用2ヵ月後のプラン

ご家族も胃ろうの処置に慣れた為、「通い」の回数を2回に減らし、Aさんはご自宅でご家族といる時間が増え、入院前に近い生活に戻ることができた。

心疾患による服薬管理事例

B様(89歳) 男性/要介護度2/在宅独居

概要

既往歴:慢性心不全、高血圧、認知症
薬 情:降圧剤(朝・夕)、吸着薬(朝・夕)
経 緯:在宅独居で生活していたが、心不全により入院。
        退院に際して服薬管理が必要となる。家族が週末様子を見に来る。

サービス内容

【共通】服薬管理
・通常薬服用の薬間で吸着薬を確実に服用する必要があり、服薬管理サービスを行う

【訪問サービス】
・短時間服薬管理サービス

【通いサービス】
・週に3回の通いサービスの利用(立ち上がり訓練)
・入浴

看護小規模利用の効果

・吸着薬の服薬管理を訪問サービスを通して確実に実施できている
・通いサービスの中で立ち上がり訓練を行ったことで、物につかまり自分で立ちあがることができる
 ようになった
・緊急時等、泊まりのサービスの利用が可能な為、ご家族の負担や心配が解消できた