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かえりえ小山看護師 I の今週のつぶやき<その2>

[ 2020.10.14 ]
利用者のMさん(女性90歳)は、かえりえの看護師さんを「おばちゃん!」と呼びます。
「おばちゃん!お水ちょうだい!」といった具合いに。私も例外ではなく。
「おばちゃん!」と呼ばれると、毎回 まずは「えっ?」と思うんですね…。
そして、「私?」「私のほかに誰かいる?」と頭の中で考える。
そして、「おばちゃん!」って呼ばれたことを 気のせい? と思いたくなる。

この前、Mさんに言ってみました。「おばちゃんよりお姉さんの方がいいな」と。
すると、Mさん今度は「お母さん!」と呼ぶんです。(Mさんはまじめです。)
おばちゃんをやめて、お姉さんとは呼ばず、なぜ「お母さん」??
びっくりして返事もできないでいたら、再び「お母さん!」と呼ばれちゃいました。

 利用者のTさん(女性94歳)からは、「奥さん 忙しいんでしょう?」といった具合いに「奥さん」と呼ばれます。
プライベートでも「奥さん」と呼ばれることは、ほぼないのですが、でも不思議・・
「おばちゃん」や「お母さん」と呼ばれるときの違和感とは少し違う なんだかくすぐったい感じがするんです。

大半の利用者様やそのご家族様は、「看護師さん」や「Iさん」と呼んでくださいます。
親しみが感じられれば、どんな呼ばれ方でもいいと思っています。
でも、呼ばれ方一つで こんなにも人の心は波立つものなんですね。

かえりえには、唯一の男性看護師さんがいますが、Mさんは、その男性看護師さんをなんて呼んでいるのかしら。女性を「おばちゃん」と呼ぶのだから、そうすると「おじちゃん!」かな?
でも、私より若い看護師さんだし、「お父さん!」だったりするのかな?

もしかして、まさか・・・「お兄さん」??       

だとしたら、ちょっぴり・・・ずるいですよね。