在宅介護 やさしい手

本日の宿題は♪

[ 2021.09.27 ]
プルンパゴ

プルンパゴ

訪問看護かえりえ小山の看護師のIです。

先日、久しぶりにサ高住入所の利用者さまAさんの所に訪問しました。
ADLの低下があり歩行が不自由ですが活発な方で意欲的にリハビリを頑張ってくれています。
コロナ禍で施設外のサービスが中止となり、屋外に出ることも難しい状況です。
訪問時、天気の良い日の看護師付き添いの屋外の散歩は何より楽しみにされています。
前回私が訪問した時は桜満開の季節で近くの公園で2人でお花見をしたのを覚えていてくれました。

いつも訪問の時はその方の背景を踏まえて接するようにしています。
看護師としての知識や技術を提供することは何より大切ですが、利用者さまのこれまでの暮らした環境や経験してきた事に配慮し支援することも大切だと思っています。

Aさんは長年農家をされており、花々を育てていた方です。
散歩は民家の庭先を覗きながら、色付き始めた柿やラベンダーの葉に触れて香りを楽しみながら
家庭菜園の場所を目指いします。
畑ではAさんの本領発揮です。
「あれは大根、これはお法蓮草。この茎は里芋であっちは八ツ頭だよ。」「今年は雨が多かったからいい芋が採れるよ。」と暫く畑から離れていたとは思えない位に生きいきと話をしてくれます。

一通り畑の散策を終えての帰り道の歯科医院のエントランスで薄水色の涼しげに揺れる花を見つけました。2人して「可愛い花だね。見たことないね。」と暫く足を止めて楽しみました。
流石に物知りのAさんも花の名前は知らず次の訪問までの宿題となりました。

訪問看護はオールマイティーで臨機応変に動かなくてはなりません。足らない知識や技術も多く、日々の振り返りと次の支援を考え宿題として持ち帰っている毎日ですが、本日の追加の宿題は楽しみな物となりました。

Aさんとの宿題の答えはルリマツリ別名プルンバゴのオリーキュラータです・・・・
もちろん、知恵を貸してくれたのはGoogle先生です。